毎年のように五月の連休に宮城の山で山菜採りをしていた。
野草の写真を撮るようになり、それからPCでの植物画制作を始めた。
かつては思うようにならなかったが、器機の進歩で、
今は自分のイメージをPCで自由に表現できる。
山野草に興味を持ちモチーフ探しに山野を散策をするようになり、
これが実に楽しい事であることが分かった。
野山は無尽蔵の未知との出会いだ。
初めて見る植物は姿だけでなく名前も興味深い。図鑑やwebでの検索が楽しい。
四季折々、植物たちはいろいろな姿を見せる。
クマイチゴ、ベニバナイチゴなどの実の輝き。枯れた植物たちの侘び。
植物の美しい姿を再現する行為は無上の喜びだ。
林 茂夫